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Works

衣をめぐる創作は、ひとの身体と場をつなぐ「祈り」のような行為。
糸が紡がれ、布となり、衣となって身体に寄り添い、空間に気配を生む。
鷲尾華子の仕事は、「衣」を通して、人と場、時間と記憶、

素材と精神を織りなおす実践です。
ここでは、創作ブランド《ichiru》の衣をはじめ、空間インスタレーション、舞台衣裳、再現制作、研究活動、コラボレーションなど、多岐にわたる創作のアーカイブをご紹介します。

​衣Attire

『ichiru』 – 衣をめぐる創作

服飾研究ブランド《ichiru》は、「微かな糸・光・気配・微細な感覚」の意をもつ〈一縷〉という言葉に由来します。
糸が自然の営みから生まれ、身体にまとわれるまでの営みを、美しくしなやかに捉えなおす衣の創作。
草木染や古来の技法を現代の身体と調和させながら、心身と共鳴するような“生きた衣服”を提案しています。
不定期のポップアップや展示販売を通じて、「いまここ」に息づく衣のあり方を探求しています。

舞台|performing arts

Costume Design
舞台衣裳 – 表層と深層をめぐる造形

演劇・舞踊・オペラなどの舞台芸術において、衣裳は登場人物の身体だけでなく、物語や空間の「深層」をも映し出します。
その登場人物が纏うべき世界観とは何か——。演出意図や歴史性、素材の気配や身体の動きに寄り添いながら、舞台に立体的な深度をもたらす衣裳をデザイン・制作しています。

空間|Installation

空間インスタレーション
– 身体と場、祈りの構築

空間に衣をまとう」ように。創作は、衣という身体に寄り添う媒体から、空間に拡張され、記憶や祈りを織り込むインスタレーションへと展開しています。
繭や糸、染めの布など、素材のもつ記憶と気配を掬い取りながら、「場」と「身体」と「時間」を結びなおす場の創造。
『繭の茶室』『衣をまとふ 空間を纏う』など、展示・パフォーマンス・茶会と融合した創作を行っています。

再現制作・研究 |
Reproduction &Research

– 記憶を纏う衣

衣裳史や服飾文化を研究する視点から、失われた衣の記憶を現代に蘇らせる再現制作にも取り組んでいます。
歴史資料の読解や染織技術の考察を通じて、ただ“複製”するのではなく、当時の空気感や身体性、精神性までをも再構築することを目指します。
論文執筆、寄稿、展示参加など、衣の文化的価値を掘り起こす実践も行っています。

共創|Collaboration Works

コラボレーションワーク

衣の視点から、さまざまなジャンルの作家やブランド、企業と共に制作を行っています。
自然素材や草木染を活かしたプロダクト開発、空間演出との連携、伝統と現代を結ぶ共同プロジェクトなど。
自身の美意識と響きあうご依頼に限定し、素材・技法・思想の共鳴を軸に、丁寧に対話を重ねながら形を紡いでいます。

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